
「給水器って便利なの?」
「メリット・デメリットが知りたい!」
猫の健康維持において「水をしっかり飲んでもらうこと」はとても大切です。
そんな中で、人気なのが自動給水器。
常に新鮮な水を提供できるアイテムですが「やめた方がいい」という声もチラホラ…
この記事では、やめた人・使っている人両方の声を参考に、メリット・デメリットを整理し、あなたの猫に最適な選択を考えるヒントを紹介します。


給水器はお手入れが面倒な反面、健康管理に役立ち尿路系のトラブルを予防できます。
また、近年はお手入れが簡単なパーツの少ないタイプや停電時でも使える電池タイプも普及しています。



どんどん便利になっている給水器、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。


猫に給水器を使うのをやめた方がいいいかはケースバイケース
猫に給水器を使うべきか迷っている方も多いですが、多くのケースでは給水器を使うことで水分摂取量が増え、健康維持につながるため、むしろ使った方が良いという意見が多数派です。
ただし、音が苦手な猫や清潔管理が苦手な飼い主さんには向かない場合もあるため、猫の性格やライフスタイルに合わせた判断が必要です。
>>>給水器がおすすめな猫の特徴をいち早く知りたい人はこちら
猫に給水器を使うのをやめた人の口コミ
まずは、給水器を使うのをやめた飼い主さんのリアルな声を紹介します。
ポンプがぬるぬるになる
夏場のポンプのヌルヌル、たしかにお手入れが大変ですよね。
最近は、お手入れがしやすい構造のものや、抗菌加工されたポンプを使っている給水器も出てきています。



無理なく取り入れられるタイプを選べば、ズボラさんでも大丈夫かもしれませんね。
メンテナンスが大変そう
給水器はお手入れが面倒ですよね。
細かいパーツが少ないものを選べばお手入れが楽ちんです。
水で遊んでしまう
好奇心が旺盛なタイプは水で遊んでしまうこともあります。
マットなどを敷いて、周りがぬれないように対策は必須ですね。
猫に給水器を使っている人の口コミ
実際に給水器を使っている飼い主さんどんなメリットを感じているのか、口コミをみてみましょう。
すぐに飲んでくれた
新鮮な水が出てくるので、抵抗なく飲んでくれる猫ちゃんも多くいます。
器に水を入れていると気が付けばカラになっていることもありますが、給水器はそんな心配もなく、愛猫が飲みたいときに新鮮な水が飲めますね!
水をよく飲む
暑い時期には脱水が気になったり、尿路系のトラブルを抱えている子は水をしっかり飲んだりすることが大切です。
猫は流れる水に興味を示し、本能的にも新鮮だと感じで、水をしっかり飲んでくれるようになります。



普段から水を飲む量が少ない子には、1台設置しておくとたくさん飲んでくれるかもしれませんね!
夜中に起こされなくなった
猫はしっかり意思表示をしてくれます。
新鮮な水が欲しいときは、寝ている飼い主さんを起こすことも…
自動給水器であれば、いつでもきれいな水が飲めるので、飼い主さんも安眠できますね。
尿路結石になったときに病院に勧められた
結石や尿路トラブルには水をしっかり飲むことが大切です。
オス猫は特に尿路トラブルを起こしやすいので、事前に対策をとってあげましょう。
また、シニア猫も水を飲む量が減ってきます。


猫に給水器を使うデメリット4つ


給水器を使うデメリットを4つ紹介するので、購入前に目を通しておきましょう。
掃除の手間がかかる
猫用給水器は常に清潔に保つ必要があります。
特に循環式のタイプはフィルターやポンプが汚れると、逆に雑菌が繁殖する原因になります。
少し手間には感じるかもしれませんが、清潔な水を保つためには欠かせないポイント。



手入れが面倒な場合は、洗いやすい構造のものや食洗機対応タイプを選ぶのがおすすめです。
維持費がかかる(電気代・フィルター代)
給水器は電源で動くタイプが多く、毎日使用するため電気代が気になる人もいるかもしれません。
ただし、猫の健康管理に役立つと考えれば、大きな負担ではないという声も多く、実際に利用している飼い主さんからは「コスパは良い」との評価が目立ちます。



尿路結石になれば治療費に数千円~数万円、手術になれば数十万円かかるケースも!
水をしっかり飲むことは尿路トラブルの予防にもつながります。
音や振動が気になる猫もいる
モーター音や水が流れる音が出るため、音や振動に敏感な猫にとってはストレスになる可能性があります。
特に初めて導入する場合は、警戒して近づかないケースも。
そういった猫には、音が静かなモデルや無音タイプを選んだり、給水器を静かな場所に設置したりするなど、環境を整えてあげると安心して使ってくれます。
停電や故障時に水が止まるリスク
電気で稼働する給水器は、停電時や機械トラブルが起きた場合に水の循環が止まり、水が出なくなる可能性があります。
そんなトラブルに備えて、給水器とは別に水皿を1つ常備しておくのが安心です。
備の水皿があれば、万が一の際にも猫が水を飲めない状況を避けられます。



日常的にダブルで水を用意しておくと、水の摂取量も自然に増やせて一石二鳥!
猫に給水器を使うメリット5つ


給水器を猫に使うメリットを紹介するので、ぜひ購入の参考にしてください。
流れる水で飲水量が自然と増える
猫は動くものに興味を示しやすく、特に流れる水には本能的に惹かれます。
給水器を設置すると、水に無関心だった猫が興味を持って飲むようになったという事例は多数。
特にドライフード中心の猫は水分が不足しがちなので、飲水量が増えるのは健康維持にとって非常に重要です。



腎臓病や膀胱炎・尿路結石など、水分不足による病気の予防にもつながります。
フィルターで水が常に清潔に保たれる
循環式の給水器にはフィルターが搭載されており、ほこりや毛、食べかすなどのゴミをしっかり除去してくれます。
水を流し続けるとでぬめりも発生しにくく、常に清潔な状態をキープできます。
手間なく衛生的な環境を維持できます。
尿路疾患・膀胱炎の予防につながる
猫は泌尿器系の病気にかかりやすい動物です。
特にオス猫は尿が詰まりやすく、命に関わることも。
こうしたトラブルの多くは、水分摂取量が少ないことが原因のひとつです。



病気予防の観点からも、給水器は頼れるアイテムです!
留守中も水切れの心配が少ない
自動給水器はタンク容量が大きく、頻繁に水を補充する必要がありません。
長時間家を空ける場合でも、水が切れる心配が少ないのは大きなメリットです。
特に共働きや一人暮らしの飼い主さんにとって、給水器は非常に心強い存在になるでしょう。
多頭飼いでも水不足を防げる
複数の猫を飼っている場合、水皿1つではすぐに空になってしまうことも。
給水器なら循環して水を供給できるため、水不足を心配せずに済みます。
また、猫同士の「水をめぐる縄張り争い」も回避しやすくなります。



設置場所を複数にしたり、容量の大きい給水器を選んだりすると、全員が快適に水分補給できる環境が整います。
給水器を使うのがおすすめな猫・おすすめしない猫の特徴
給水器を使うのがおすすめの猫ちゃんの特徴を紹介します。
愛猫にいくつ当てはまっていますか?


ポンプの作動音や振動が苦手な猫もいます。
神経質な猫や、突然の音に驚きやすいタイプは、給水器を警戒して近づかなくなるケースも…
お皿の水には興味を示さず、飲水量が少ない猫には給水器が特におすすめです。
お皿よりも清潔な状態を維持できるため、細菌の繁殖を防ぎやすく、再発予防にもつながります。
健康管理の一環として、給水器の活用は非常に有効なため、ぜひ導入を検討してみましょう!


猫の給水器に関するよくある質問
どのくらいの頻度で掃除が必要?
基本的には週に1〜2回の掃除が推奨されています。特に夏場や多頭飼いの場合は、雑菌が繁殖しやすいため頻度を上げると安心です。
フィルター交換も月1回を目安に行いましょう。
洗いやすさも給水器選びの大切なポイントです。
猫が給水器の水を飲まないときはどうしたらいい?
最初は警戒して飲まない猫も多いので、焦らず慣らすのが大切です。
従来の水皿と併用しつつ、給水器におやつや飼い主の匂いをつけて安心感を与えてあげましょう。
また、音が静かなモデルに替えるだけで使ってくれるようになることもあります。
子猫にも給水器は使える?
子猫でも使用可能ですが、サイズや高さが合っているかに注意しましょう。
飲みやすい位置に設置し、最初は水の流れに怖がらないよう見守りながら慣れさせてください。
流れる水をおもちゃと勘違いする場合もあるので、誤飲などには要注意です。
停電のときはどうすればいい?
給水器の循環が止まるため、常に予備の水皿を置いておくのがおすすめです。
特に長時間家を空けることがある場合は、万が一のトラブルにも備えておきましょう。
給水器と水皿を併用することで、安心感も倍増します。
【まとめ】猫の給水器は合う子・合わない子がいる!じっくり見極めて選ぼう
猫の給水器には掃除や電気代といったデメリットもありますが、それ以上に水分摂取量のアップや病気予防といったメリットが豊富です。
一方で、音に敏感だったり慣れないものが苦手な猫には、導入方法に注意が必要です。
無理に使わせるのではなく、猫の性格に合った形で導入し、徐々に慣れさせていきましょう。
「使わない方がいい」と決めつける前に、猫に合った給水器選びと工夫を試してみると、猫の健康を守る第一歩につながりますよ!