悩んでいる飼い主「ヒルズとロイヤルカナン、安いのはどっち?」
「違いはなに?」
どちらも動物病院やペットショップでよく見かける有名ブランドのキャットフード。
実際にどちらを買えばいいか悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか?
今回は、ヒルズとロイカナの5つの違いや我が家の3匹が食べたリアルな評価を飼い主目線で紹介します。



これからフード選びをする飼い主さんの参考になれば嬉しいです!
ヒルズとロイヤルカナンどちらが良い?5つの項目を徹底比較
ヒルズとロイヤルカナンは、どちらも動物病院で取り扱われる信頼性の高いキャットフードです。
ただし、開発思想や得意分野には違いがあり、猫の年齢や体質によって向き・不向きが分かれます。



飼い主さんが特に気になる5つのポイントを比較していくにゃ!
主原料・成分の違い
キャットフードを選ぶうえで、まず気になるのが主原料や成分です。
ヒルズもロイヤルカナンも穀物を使用していますが、配合の考え方や目的には違いがあります。


ヒルズは、トウモロコシや小麦などの穀物を主原料に使っている製品が多く、消化吸収のしやすさを重視した設計が特徴です。
一方、ロイヤルカナンも穀物は使用していますが、猫の年齢・体質・疾患ごとに栄養設計を細かく変えているのが強み。



どちらもAAFCO基準を満たした総合栄養食で「危険なフード」というわけではないにゃ!
栄養バランスと対象年齢・目的の違い
総合栄養食としてのバランスは両ブランドとも優秀です。


ヒルズは「腸内バイオーム」「消化ケア」「体重管理」など、健康課題別に分かりやすいシリーズ構成です。
ロイヤルカナンは「年齢(月齢・年齢別)」「猫種」「病気・体質(療法食)」など、種類の多さが魅力のキャットフードです。



ロイカナの方がよりピンポイントな栄養設計だにゃ!
味や食いつきの良さの違い
どんなに栄養バランスが良くても、食べてくれなければ意味がありません。



味や食いつきは猫による好みが最も出るポイントだにゃ!
我が家では
👉 3匹ともヒルズよりロイヤルカナンの方が食いつきが良い
という結果でした。
ヒルズは
・匂いを嗅いで去る
・少量だけ食べて残す
一方、ロイヤルカナンは
・迷わず食べ始める
・食べムラが少ない
という印象です。



ヒルズが大好きな猫もいるので食べさせてみないことには分かりませんね。
価格とコスパの違い



「ヒルズとロイヤルカナン、どちらが安い?」
毎日与えるフードだからこそ、価格と続けやすさも重要なポイントです。


価格帯はヒルズが「やや安め〜中価格」ロイヤルカナンが「やや高め」といった印象です。



ロイヤルカナンは「正直ちょっと高い…」と感じる飼い主さんが多いのも事実…
ただし「療法食の充実度」に関してはロイヤルカナンです。
ロイヤルカナンは価格が高めですが、療法食や年齢別フードが充実しているため「病院代を抑えるための投資」と考える飼い主さんもいます。



単純な価格だけでなく、猫の健康状態と合わせて考えるのがおすすめだにゃ!。
製造国・品質管理の違い
フードの安全性を考えるうえで、製造国や品質管理体制も気になるポイントです。


ロイヤルカナンは製造国が複数あるため不安に感じる声もありますが、栄養設計や品質管理基準は世界共通とされています。



ヒルズも獣医学研究に力を入れており、どちらも品質面で大きな不安はないにゃ!
ヒルズとロイヤルカナンどちらが良い?我が家の猫の食いつき結果
結論として、我が家の猫たちはロイヤルカナン派でした。
- シニア猫:エイジング12+を完食
- 結石経験猫:ユリナリーS/Oを継続中



特にシニア猫は食べムラが少ないのが嬉しいポイント!
ヒルズを試しましたが、まったく食べなかったわけではないものの、食いつきにムラが出やすく、我が家の猫たちにはやや相性が合わなかった印象です。



ヒルズが合わなかったというより「より相性が良かった」のがロイヤルカナン、という感覚です。
ヒルズがおすすめな猫の特徴
ヒルズは「毎日の健康管理をシンプルにしたい飼い主さん」と「消化面に不安がある猫」に向いているキャットフードです。


特に腸内環境や便の状態が安定しにくい猫には、ヒルズの設計思想が合いやすいと感じます。
ヒルズは消化吸収のしやすさを重視した原材料配合が特徴で「軟便になりやすい」「お腹を壊しやすい」といった悩みを抱える猫でも比較的安定しやすい傾向があります。



ヒルズはシリーズ構成が分かりやすく、選びやすいキャットフードだにゃ!
ロイヤルカナンがおすすめな猫の特徴
ロイヤルカナンは「年齢・体質・健康状態に合わせて細かく管理したい猫」に向いています。


多頭飼い家庭や、持病・体質に不安がある猫には特に心強いブランドです。
ロイヤルカナン最大の強みは、ライフステージや体質別に細かく設計されたラインナップの豊富さです。
シニア期、尿路トラブル、体重管理など、それぞれの猫に合ったフードを選びやすく、長期的な健康管理を前提に作られています。



「今の健康」だけでなく「これからのリスク」も考えたい飼い主さんには、ロイヤルカナンが向いているにゃ!
ロイヤルカナンは猫にダメだと言われる理由を詳しく知りたい人は下記の記事を参考にしてください。


ヒルズとロイヤルカナンに関するよくある質問
獣医師はなぜロイヤルカナンを勧めるの?
「ロイヤルカナンは高いのに、なぜ勧められるの?」と疑問に思う飼い主さんは多いはずです。
理由は、臨床データに基づいた療法食が豊富で、指導しやすいから。
腎臓病や尿路結石、消化器トラブルなど、症状別に明確な栄養設計がされており、治療サポートとして使いやすい点が獣医師に選ばれています。
ロイヤルカナンの代用品はある?
完全に同じ代用品は正直ありません。
ただし、目的によってはヒルズやピュリナワンなど、近い設計思想のフードを検討できます。
特に療法食の場合は、自己判断で切り替えるのは避け、必ず獣医師に相談しましょう。
ロイヤルカナンとピュリナワンならどちらがいい?
日常使いであればピュリナワン、健康管理を重視するならロイヤルカナンがおすすめです。
ピュリナワンは価格と品質のバランスが良く、健康な成猫には十分なフードです。
一方ロイヤルカナンは、年齢・体質・持病別に細かく選べるため、より管理型のフードと言えます。
ヒルズの腸内バイオームと消化ケアの違いはなに?
腸内バイオームは「腸内環境そのもの」にアプローチし、消化ケアは「消化しやすさ」を重視した設計です。
便が不安定な猫や腸内環境の乱れが疑われる場合は腸内バイオーム、軽度の消化不良や食べムラには消化ケアが向いています。
ヒルズのサイエンスダイエットは猫にとって危険な成分は含まれていない?
基本的に、日本で正規販売されているヒルズ製品に危険とされる成分は含まれていません。
ただし、どんなフードでも「合う・合わない」はあるため、愛猫の体調変化は必ずチェックしましょう。
【まとめ】ヒルズとロイヤルカナンは猫の好みに合わせて選ぼう
ヒルズとロイヤルカナンは、どちらも獣医師や多くの飼い主に長年愛されてきたキャットフードです。
そのため「どちらが絶対に良い・悪い」という単純な比較ではなく、愛猫の年齢・体質・健康状態に合っているかで選ぶのがが何より大切です。
ヒルズは、消化吸収のしやすさや腸内環境への配慮に強みがあり、日常の健康管理をシンプルに続けたい飼い主さんにおすすめ。
一方ロイヤルカナンは、ライフステージや体質、疾患別に細かく設計されたラインナップが豊富で、長期的な健康管理や多頭飼いには心強い存在です。



我が家の猫たちは結果的にロイヤルカナン派でしたが、それは「たまたま合っていた」だけの話。



フード選びに正解はなく、食いつき・体調・便の状態を見ながら、その子に合うものを選び続けてほしいにゃ!
