
「せっかく買ったのに愛猫がひんやりマットを使わない…」
「ひんやりマットが嫌いな猫っているの?」
夏が近づくと「少しでも猫が快適に過ごせるように」と、ひんやりマットを用意する飼い主さんは多いはず。
でも、せっかく買ったのに全然使ってくれない…そんな経験ありませんか?
今回は「猫がひんやりマットに乗らない理由」と「乗ってもらうためのコツ」をわかりやすくご紹介します。
暑い季節も愛猫が快適に過ごせるよう、一緒に対策を探っていきましょう!
猫がひんやりマットに乗らない5つの理由


猫がひんやりマットを避けるのには、いくつかの明確な理由があります。
猫の習性や好みによるもので、決して珍しいことではありません。
理由を知って、愛猫に寄り添った対応をしていきましょう。
素材やニオイが苦手
猫はとても嗅覚が鋭く、新品のひんやりマットから出る化学的なにおいに敏感に反応します。
また、アルミやジェルなどの素材が足に触れたときの感覚が気持ち悪いと感じる場合も。
特に神経質な猫や、感覚が過敏な猫には大きなストレスとなる可能性があります。



新品を使う前には、陰干しや人の匂いをつけるなど、におい対策が有効です。
置き場所が落ち着かない
ひんやりマットの設置場所が、落ち着かない・騒がしい環境だと、猫は安心して近づけません。
人の通りが多い場所や、他のペットが行き来する場所ではなく、猫がいつもくつろいでいる場所や隠れられるスペースの近くなど、安心できる環境に置くことが大切です。
体が冷えすぎると感じている
冷却効果が高いアルミ製やジェルマットは、人間にとっては快適でも、猫には冷えすぎると感じるケースも。
特に短毛種やシニア猫は冷感を過剰に感じる傾向があり、避けてしまいます。
直接肌に触れさせず、タオルを敷くなどして冷感を和らげてあげると使ってくれる可能性が高まります。
慣れていない・初見のものに警戒している
猫は新しいものに対して非常に慎重です。
初めて見るものや匂いの違うものには警戒心を示し、近づかないという行動を取るのはよくあります。
警戒心を和らげるために、無理に乗せようとせず、時間をかけて「安心できるもの」だと認識してもらう工夫が必要です。
他に快適な場所がある
すでにお気に入りの涼しい場所がある場合、猫はわざわざ新しいマットを使おうとはしません。
フローリングや洗面台、浴槽の中など、ひんやりした場所を見つけて快適に過ごしているなら、それで満足している証拠です。



無理に使わせるのではなく、選択肢として置いておくのもひとつの方法です。
猫にひんやりマットを使ってもらうための4つの工夫


猫にひんやりマットを受け入れてもらうには、ちょっとした工夫がカギとなります。
猫の性格に合わせた使い方や、環境の整え方を見直してみましょう。
マットを安心できる場所に置く
猫がリラックスできる場所、たとえば窓辺やソファの近く、普段から寝ているベッドの近くにマットを設置しましょう。
いつも過ごしている環境に馴染ませると、警戒心を和らげてくれます。
お気に入りの布やタオルを一緒に置く
ひんやりマットの上に、猫が普段から使っているタオルやブランケットを敷くと、安心感がアップします。



見慣れた素材の感触と匂いで「ここは安全な場所」と認識しやすくなり、自然と乗るようになります。
徐々に布を薄くして慣らすのも効果的です。
最初はおやつやおもちゃで誘導する
いきなり乗せようとすると警戒されてしまうので、おやつやおもちゃでさりげなく誘導するのがおすすめです。
猫じゃらしでマットの上に誘導したり、好きなチュールを置いて誘うなど「楽しい場所」という印象を持たせてあげましょう。
乗ったら褒める・撫でる・ご褒美で習慣化
一度でもマットの上に乗ってくれたら、大げさなくらい褒めてあげましょう。
撫でたり、好物をあげたりして「ここに乗るといいことがある」と学習させると、徐々に使用頻度が高まります。



習慣化を目指すには、ポジティブな体験の積み重ねが大切ですね!
猫のひんやりマット以外の暑さ対策グッズ3選


ひんやりマットを使ってくれない猫ちゃんの暑さ対策グッズを紹介します。
冷感タオル
ひんやりマットはジェルクッションタイプが多く、感触を嫌がるケースも…
その場合は、冷感素材のタオルを敷いてあげるのがおすすめです!
床の暑さを和らげ、ひんやりしすぎず、程よい冷たさで猫がリラックスしやすいのが特徴です。



手軽に取り入れられるので、ひんやりマットが苦手な猫ちゃんに人気です。


アルミプレートや大理石プレート
放熱性に優れたアルミプレートや天然の大理石プレートも人気の暑さ対策グッズです。
特に床に寝転がるのが好きな猫には最適で、自然な冷たさが心地よいと感じやすいアイテムです。
掃除も簡単で、インテリアにもなじみやすい点も飼い主に好まれています。


エアコンやサーキュレーターとの併用
ひんやりマット単体での対策が難しい場合は、エアコンやサーキュレーターと組み合わせて使用するのが効果的です
部屋全体の温度を下げると、猫がより快適に過ごせる環境を作れます。
特にサーキュレーターは空気の流れを作れるため、体感温度を下げる効果があり、電気代の節約にもつながります。



ひんやりマットと併用すれば、猫が好みの場所を選びながら自由に涼をとれるようになりますよ!


【まとめ】冷感マットは猫が乗らなくても焦らず工夫で解決できる!
ひんやりマットに猫が乗らないのは、素材やニオイ、置き場所など、ちょっとした理由が重なっているだけかもしれません。
安心できる場所に置いたり、おやつや匂いづけなどで誘導したりと、飼い主さんのちょっとした工夫で状況は変わります。
また、ひんやりマットが合わない子には他の暑さ対策グッズを試すのもおすすめ。
焦らず、その子に合った方法を見つけてあげましょう。



快適な夏を一緒に過ごすために、猫目線の工夫を忘れずに!