
「ピュリナワンの猫用は種類が多くて選べない…」
「メリット・デメリットはある?」
愛猫の健康を考えて、どのキャットフードを選べばいいか迷っていませんか。
手頃な価格で手に入りやすいピュリナワンは、多くの飼い主さんが気になるキャットフードの一つです。
でも、安いからといって本当に安全なのか、愛猫に与えても大丈夫なのか心配になりますよね。
この記事では、ピュリナワンの原材料から安全性、実際に使った飼い主さんの口コミまで詳しく調べて、どんな猫ちゃんにおすすめできるのかをわかりやすくお伝えします。



コスパの良さに惹かれているけれど、愛猫の健康も気になるという方は、ぜひ参考にしてください。


ピュリナワンの猫用フードの特徴3つ
まずはピュリナワンの特徴を3つ紹介していきます。
ネスレが作る手頃な価格のキャットフード
ピュリナワンは、世界的な食品メーカーであるネスレが製造しているキャットフードです。
「健康免疫システム」という考え方を取り入れており、3つの栄養素を特別な配合でプラスしています。



体の内側から免疫力の維持サポートを目指しています!
最大の特徴は、プレミアムフードでありながら比較的手に入りやすい価格設定になっていること。
ペットショップやドラッグストア、ホームセンターなど、身近な場所で購入できるのも嬉しいポイントです。
豊富な種類から愛猫に合わせて選べる
ピュリナワンは、猫ちゃんの年齢や生活スタイルに合わせて選べる豊富なラインナップが用意されています。
- 1歳までの子猫用
- 室内飼い猫用
- 避妊・去勢した猫の体重ケア用
- 7歳以上・12歳以上のシニア猫用 など
それぞれの猫ちゃんに必要な栄養バランスを考えて作られているんです。
ドライフードだけでなく、ウェットフードも展開されているので、愛猫の好みや健康状態に合わせて組み合わせられます。
小分けパックで新鮮さをキープ
ピュリナワンの大きな魅力のひとつが、小分けパックになっている点です。
一度に大容量を開封してしまうと、どうしても酸化が進んで風味が落ちてしまいがち。
でも小分けパックなら、猫ちゃんが最後まで美味しく食べきってくれるんです。



特に多頭飼いでない場合や、食べるペースがゆっくりな猫ちゃんには、小分けパックのメリットを実感できるでしょう。
ピュリナワンのおすすめキャットフード5選
ピュリナワンの種類別おすすめフードを5つ紹介します。
グレインフリーシリーズ(穀物アレルギー対応)
ピュリナワンの中で最もおすすめできるのは、グレインフリーシリーズです。
穀物を使用していないため、穀物アレルギーの心配がある猫ちゃんでも与えられます。
固い粒と柔らかい粒が混合されているのが特徴で、食感にバリエーションがあります。



ただし、すべての猫ちゃんがこの食感を好むわけではないので、最初は少量から試してみましょう!
価格は通常のシリーズより少し高めですが、穀物アレルギーが心配な場合は選ぶ価値があります。


避妊・去勢した猫の体重ケア
避妊・去勢手術を受けた猫ちゃんは、ホルモンバランスの変化で太りやすくなる傾向があります。
避妊・去勢した猫の体重ケアシリーズは、通常の成猫用よりも約7%低カロリー設計になっており、理想的な体型維持をサポートしてくれます。
体重ケアと同時に、消化の良さも考慮したい場合は、他の選択肢も検討した方が良いかもしれません。
子猫用(1歳まで)
成長期の子猫に必要な栄養素がバランス良く配合されています。
通常の成猫用よりも約14%多いたんぱく質設計で、健康な心臓や筋肉の発達をサポート。



DHAとビタミンAも配合されており、脳と視覚の発達にも配慮されています。
子猫の時期は特に栄養が重要なので、できるだけ質の良いフードを与えたいところ。
ピュリナワンの子猫用は価格面では魅力的ですが、より高品質なフードがある点も考慮して選択することをおすすめします。
室内飼い猫用
室内で過ごすことが多い猫ちゃん向けに作られたシリーズです。
運動量が少なめの猫ちゃんに配慮した栄養バランスになっていますが、基本的な原材料構成は他のシリーズと大きく変わりません。
室内飼いの猫ちゃんは確かに運動量が少なくなりがちですが、それよりも消化の良さや原材料の質を重視した方が良い場合もあります。
特別に室内飼い用を選ぶ必要性は、それほど高くないかもしれません。


美味を求める成猫用
最も基本的なシリーズで、価格も手頃です。
しかし、穀物の含有量が多く、植物性たんぱく質の割合も高いため、猫ちゃんの健康を第一に考えるとおすすめ度は低くなります。
コストを最優先に考える場合は選択肢になりますが、愛猫の長期的な健康を考えると、もう少し品質の良いフードを検討した方が良いでしょう。
ピュリナワンの口コミや評価を知りたい人は下記の記事を参考にしてくださいね。


ピュリナワンの栄養バランス
まずはピュリナワンの栄養バランスを見ていきましょう。
タンパク質の量は十分だけど質が気になる
ピュリナワンの粗たんぱく質は34%以上となっており、子猫に必要な30%以上、成猫に必要な26%以上という基準を十分にクリアしています。
数値だけ見ると、たんぱく質がしっかり含まれているように感じられます。
しかし、問題はその質です。
ピュリナワンの場合、チキンやチキンミールといった動物性たんぱく質だけでなく、コーングルテンや脱脂大豆といった植物性たんぱく質も多く含まれているんです。



植物性のタンパク質が多い場合は、猫ちゃんが上手に消化してくれるかが気になるところですね…
植物性タンパク質が多めで動物性が少ない
猫ちゃんは完全な肉食動物なので、体内で合成できない栄養素を動物性たんぱく質から摂取する必要があります。
特にタウリンというアミノ酸は、猫ちゃんの網膜や心機能にとって極めて重要で、不足すると失明や心臓病のリスクが高まります。
また、消化しにくいという問題もあります。



ピュリナワンのように植物性たんぱく質の割合が高いフードは、猫ちゃんにとって理想的な栄養バランスとは言えないのが現実です。
オメガ脂肪酸で毛並みと皮膚をサポート
ピュリナワンの良い面は、オメガ6脂肪酸が1.2%以上、オメガ3脂肪酸が0.01%以上含まれており、猫ちゃんの皮膚や毛並みの健康維持に役立つ点です。
オメガ6脂肪酸は健康な皮膚と被毛を作り上げる働きがあり、オメガ3脂肪酸は脳細胞を活性化させたり、アレルギー症状を予防したりする効果が期待できます。



これらの栄養素がバランス良く配合されているのは、ピュリナワンの評価できるポイントです。
ピュリナワンのメリット・デメリットを正直に比較
ピュリナワンのメリットデメリットを正直にお伝えしますね。
メリット:コスパが良くて手に入りやすい
ピュリナワンの最大のメリットは、やはりコストパフォーマンスの良さです。
多頭飼いをしている方や、フード代を抑えたい方にとっては大きな魅力です。
また、ペットショップだけでなく、ドラッグストアやホームセンターでも購入できる手軽さも見逃せません。



急にフードが切れてしまった時でも、近所で買えるのは助かります。
小分けパックになっているので、保存も楽で新鮮さを保てるのも実用的なメリットです。
デメリット:穀物アレルギーの猫ちゃんには不向き
一方で、デメリットもはっきりしています。
最も大きな問題は、穀物が多く含まれていることです。
また、植物性たんぱく質の割合が高いのも気になるポイントです。
ピュリナワンは価格を抑えるために植物性たんぱく質を多用しているため、栄養の質という点では妥協が必要になります。



本当に愛猫のこと考えるなら、基本的にはヒューマングレードのキャットフードを選んであげましょう!


ピュリナワンがおすすめな猫ちゃん・おすすめしない猫ちゃんの特徴
ピュリナワンがおすすめな猫ちゃん・おすすめしない猫ちゃんの特徴をまとめるので、どちらに多く当てはまるかチェックしてみましょう!


ピュリナワンを選ぶなら、まず穀物アレルギーがない点が前提条件です。
健康で消化機能に問題がない猫ちゃんであれば、穀物が含まれていても大きな問題になることは少ないでしょう。
多頭飼いをしている方や、フード代を抑えたい方にとって、ピュリナワンのコストパフォーマンスは魅力的です。
1日約70円~100円という価格は、他のプレミアムフードと比べてかなりお手頃。
家計への負担を考えると、現実的な選択肢の一つです。



ただし、安さだけで選ぶのではなく、愛猫の健康状態をしっかり観察することが大切。
もし体調に変化が見られた場合は、フードの見直しを検討しましょう!
ピュリナワンとロイヤルカナンを徹底比較
皆さん気になるのが市販で買えるプレミアムキャットフードのロイヤルカナンとの違いではないでしょうか?
今回は値段・原材料・ラインナップの3点に絞って違いを徹底比較していきます。
1. 【値段】継続しやすさに差があり!
比較項目 | ロイヤルカナン | ピュリナワン |
---|---|---|
価格帯 (成猫用・2kg) | 約4,000〜5,500円前後 | 約1,800〜2,500円前後 |
1日あたりの価格 | 約160〜220円 | 約70〜100円 |
定期便 | あり (公式サイトやAmazonで実施) | あり (楽天や公式で初回割引) |
ピュリナワンは、コスパ重視の飼い主さんにとって続けやすい価格設定です。
一方ロイヤルカナンはやや高価ですが、その分「療法食」としての信頼性があり、健康状態に合わせた細やかな設計が魅力です。
2. 【原材料】品質と栄養バランスに違いが
比較項目 | ロイヤルカナン | ピュリナワン |
---|---|---|
主原料例 | 肉類 (鶏・七面鳥・豚など) 米 トウモロコシなど | チキン チキンミール コーングルテン 脱脂大豆など |
たんぱく質の質 | 動物性・植物性たんぱく質の バランス重視 | 植物性たんぱく質の 比率が高め |
特徴 | 獣医師の 栄養設計に基づき処方 | 必要な栄養基準は クリアしているが コストを抑えた作り |
ロイヤルカナンは、獣医学の視点から食材が選ばれており、体質や病気ごとの対応も細かくされている点が強み。
一方ピュリナワンは、栄養基準を満たしつつも植物性たんぱく質が多めで、コスパ重視型の設計が見られます。
3. 【ラインナップ】猫の状態やライフステージに応じた幅が違う
比較項目 | ロイヤルカナン | ピュリナワン |
---|---|---|
年齢別 (子猫〜シニア) | ◎ (細かく分かれている) | ○ (おおまかに分かれている) |
体質別 (避妊去勢・毛玉ケア・尿路ケアなど) | ◎ (多彩な種類あり) | △ (一部ケアフードあり) |
療法食の対応 | ◎ (獣医専用療法食が豊富) | × (一般食のみ) |
ロイヤルカナンは、年齢やライフスタイル、体質、持病などあらゆる猫のニーズに対応する豊富なラインナップが魅力です。
ピュリナワンも年齢別・機能性フードを扱ってはいますが、選択肢はロイヤルカナンに比べてやや少なめです。
ピュリナワンとロイヤルカナンどちらを選ぶべきか
比較項目 | ロイヤルカナンが向いている人 | ピュリナワンが向いている人 |
---|---|---|
値段 | コストより 健康重視派 | 継続しやすさ 重視派 |
原材料 | 品質 バランスにこだわる人 | 基本栄養が取れればOK派 |
ラインナップ | 体質や持病に配慮したい人 | 一般的な 健康ケアで十分な人 |
どちらにも良さがあり「猫の健康状態と飼い主さんの考え方」によってベストな選択肢は異なります。
長期的な健康を考えると、予算に余裕があれば高品質なプレミアムフードを選ぶ方が良いでしょう。
ただし、ピュリナワンも最低限の栄養基準は満たしているので、経済的な事情がある場合の選択肢としては十分です。



動物病院でもピュリナワンが最低ラインのキャットフードと言われた経験もあるので、フード選びは慎重に行ってくださいね!
コストより健康重視派


継続しやすさ重視派


【まとめ】ピュリナワンは価格重視なら選択肢に入るキャットフード
ピュリナワンは、コストパフォーマンスを重視する飼い主さんにとって検討する価値のあるキャットフードです。
合成着色料や香料が不使用で、小分けパックで新鮮さを保てるなど、良い面もあります。
しかし、穀物の含有量が多く、植物性たんぱく質の割合が高いという問題もあります。
ただし、より高品質なフードがあることも理解した上で、愛猫の健康状態をしっかり観察しながら与えることが大切です。



最終的には、愛猫の健康と家計のバランスを考えて、最適な選択をしてくださいね。